◆◆とある公務員の備忘録◆◆

物事を難しく考えがちな私がつれづれと気軽に難しい話をする場

身延山しだれ桜

身延山に桜を見に行ってきました。

樹齢400年の枝垂れ桜が有名と教えてもらったものの、枝っぷりが衰えていればそこまで見物ではないかなー、これだけを頼りに3時間かけて行くのはリスク大きいかなー、と迷っていたのですが、たまたまドライブに行けるチャンスにちょうど満開、という縁を感じるめぐり合わせだったので行くことにしました。


身延山は桜の里


行ってみて思ったのは、久遠寺の400年の桜だけが身延山の魅力ではない、ということです。

どうしても事前の調べでは「日蓮宗総本山に咲く樹齢400年の枝垂れ桜」というキャッチーな情報を真に受けてしまいますが、私が思う身延山の魅力は、久遠寺に限らず、周辺のお坊のそこかしこに立派な桜が植えられており、桜の里が形成されているところだと思います。

青空に映える見上げた桜の美しさ。

寺の建築様式、山里の空気、樹齢の長い桜、それらすべてが作り出す空気感も散策を楽しいものにしてくれます。

三門から本堂へ向かう階段は、気合一つでは登り切れないくらいの段数と高低差ですが、周辺のお坊を散策しながらゆっくり登っていけば、楽しみながら本堂へたどり着けます。

(参考)
◇身延山周辺マップ
◇観光協会の駐車場



駐車場問題


交通規制期間中、総門から三門の間は一方通行規制がかかり、私が行った日は3連休の中日で土曜日でしたので、その一方通行路を駐車場待ちの車がひたすら一列の列を作るというような状況でした。
12:10ごろ身延山総門をくぐり、車を駐車場に入れられたのが13:00でした。

総門をくぐってすぐのところに、町営の門前町総門駐車場があります。
1台しか待っていなく、これくらいなら、もう少し三門に近い門前町仲町駐車場にも入れるかな、と思い通り過ぎてしまいましたがこれが失敗でした。

通り過ぎてすぐ大平橋を渡るとここから交通規制です。Y字に道が分かれていて、右に行けば仲町駐車場ですが、交通整理の方から左に進むよう指示があり進むと、そこはもう渋滞です。左の道(観光マップによると昭和通りというらしい)は車がすれ違えないくらいの幅なのでUターンはほぼ無理です。そのため、駐車場に入れるようになるまでひたすら待つしかありません。特に、一人ドライバーの場合はトイレにしばらく行けなくなりますので要注意です。私も駐車場に入れるのがあと20分遅ければ、場合によっては、、、場合によっていた、、、と思います。

私が入れられたのは、身延町身延山観光協会のホームページでも載っていない駐車場でした。 しかも無料開放してくれていました。新型コロナウィルスの影響で全国の観光客が減少していたときなので、もしかしたら元々臨時駐車場の開場を用意せず、急遽用意したのかもしれません。
※改めて確認しましたが、臨時の身延山聖園駐車場かもしれません。
場所でいうと、信徒研修道場の少し先にある駐車場です。
そして、おそらくここに車を止めたからこそ、お坊の周りの桜が綺麗なことに気付けたのだと思います。仲町駐車場に止めていたら、三門が近く、そしてあの長い階段を見たらどうしても登ってみたくなっていたと思います。
その時のめぐり合わせに身をゆだねるのも旅の醍醐味ですね。



北之坊の門


見上げた桜


西谷の枝垂れ桜かな


久遠寺祖師堂前、樹齢400年と言われる枝垂れ桜


かつての5分番組「京都 心の旅へ」風のアングル


287段の石段、菩提梯